汚泥溶出試験25項目検査|産廃分析.com
汚泥溶出試験25項目検査+水銀含有量|産廃分析.com
汚泥溶出試験24項目検査|産廃分析.com

 

汚泥溶出試験24項目検査+水銀含有量|産廃分析.com

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環告13号 溶出試験について

こちらの分析は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)に定められた内容となり、「産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法(昭和48年 環境庁告示第13号)」に準拠した分析となります。
告示番号を用い、「環告13試験」「告示13号検定」「13号規格」などと呼称されることもあります。
24~25項目は、主に汚泥や残土の分析でよく実施される項目となります。

環告13号分析の燃え殻・ばいじん・焼却灰等7・8項目検査の産業廃棄物試験についてはこちらのページをご覧ください。

土壌環境基準(平成3年 環境庁告示第46号)や土壌汚染対策法(平成15年 環境省告示第18号・19号)での分析をお考えの方はこちらをご覧ください。

汚泥と溶出試験の項目

「汚泥」と一言で言い表しますが、成分や形状で非常に多くの形態が存在する産廃です。また複数種の産廃が入り混じったものは最終的に汚泥と判断されることもしばしばです。
売却後の燃え殻や鉱さいも発生過程や最終的な形状によっては、汚泥と判断される場合もあります。カテゴリー内に内包する性状が最も多い産廃区分といってよいでしょう。

そのため規定される有害物質も多く、重金属類や揮発性化合物など溶出の25項目及び水銀(含有量)が必要となります。発生過程によってはダイオキシン類も必要となります。多くの場合、無機汚泥・有機汚泥に関わらず規定の項目を実施することになります。

実際にはこのほかに、含水率や油分といった廃棄物処理法の一覧表にない項目も追加されることもあるため、「25項目+α」の分析が必要と認識しておくとよいかもしれません。
また、含水率が高く、液状に近い形状のものは、廃酸・廃アルカリとして扱われる場合もありますので注意が必要です。

残土、建設発生土と試験項目

この項目は法で定められている最低限の項目です。処分場によってはこれらに上乗せの項目を定めている場合も多いため、事前に項目内容をご確認いただくとより確実です。
また平成29年10月より、水銀の含有量分析を追加したセットもご用意しております。必要に応じてセット内容をご選択ください。

産業廃棄物溶出試験25項目と24項目(+水銀含有量)の料金

分析種別をクリックするとご注文ページへリンクします。

分析種別 検体量 納期(検体到着後) 料金(税込) 備考
溶出試験(25項目) 300g 通常 12営業日 85,000円 速報はメール
またはFAXにて
お知らせ
特急 8営業日 要相談
溶出試験(25項目)
+水銀(含有量)
300g 通常 12営業日 92,000円
特急 8営業日 要相談
溶出試験(24項目) 300g 通常 12営業日 79,000円
特急 8営業日 要相談
溶出試験(24項目)
+水銀(含有量)
300g 通常 12営業日 86,000円
特急 8営業日 要相談

※別途 溶出試験前処理手数料 6,000円(税別)

以下に紹介する分析は上記分析セットと併せて実施されることが多い項目です

分析種別 検体量(合計) 納期(検体到着後) 料金(税別)
(溶出試験25項目)
(溶出試験24項目)
+フッ素、ホウ素 300g 通常 12営業日 +8,000円
+油分、含水率 300g 通常 12営業日 +8,000円
+放射性物質 200g~2kg程度 通常 12営業日 +13,000円

*ダイオキシン類の分析も必要な場合、別途ご相談ください。

フッ素・ホウ素検査|産廃分析.com
放射性物質検査|産廃分析.com
油分・含水率|産廃分析.com

依頼したい検査・分析について分からない点、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフがお客様に合った検査・分析のご提案をさせていただきます。お問い合わせはこちらをご利用ください。

環告13号分析項目と基準値

No. 分析項目 基準値 (mg/L) 項目別料金 (円)
1 アルキル水銀化合物 検出されないこと 7,000
2 水銀又はその化合物 0.005 6,000
3 カドミウム又はその化合物 0.09 4,000
4 鉛又はその化合物 0.3 4,000
5 有機燐化合物 1 8,000
6 六価クロム化合物 1.5 5,000
7 砒素又はその化合物 0.3 4,000
8 シアン化合物 1 4,000
9 ポリ塩化ビフェニル(PCB) 0.003 12,000
10 トリクロロエチレン 0.1 4,000
11 テトラクロロエチレン 0.1 4,000
12 ジクロロメタン 0.2 4,000
13 四塩化炭素 0.02 4,000
14 1,2-ジクロロエタン 0.04 4,000
15 1,1-ジクロロエチレン 1 4,000
16 シス-1,2ジクロロエチレン 0.4 4,000
17 1,1,1-トリクロロエタン 3 4,000
18 1,1,2-トリクロロエタン 0.06 4,000
19 1,3-ジクロロプロペン 0.02 4,000
20 チウラム 0.06 12,000
21 シマジン 0.03 12,000
22 チオベンカルブ 0.2 12,000
23 ベンゼン 0.1 4,000
24 セレン又はその化合物 0.3 4,000
25 1,4-ジオキサン 0.5 12,000

*別途 溶出試験前処理 6,000円/検体

水銀(含有量) 15mg/kg 12,000

*ダイオキシン類の分析も必要な場合、別途ご相談ください。

環境庁告示第13号について

廃棄物の処理・処分については、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)(通称:廃棄物処理法・廃掃法)」という法律に定められています。
こちらが廃棄物処分の大本の法律で、廃棄物の管理から収集運搬、処理処分、各種マニフェスト関連など多岐に渡る内容を規定しています。
このうち産廃の分析については、廃棄物処理法の施行令(昭和46年政令第300号)や施行規則(昭和46年厚生省令第35号)の他、関連する法令や告示にてそれぞれ定められています。

環告13号は「産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法」という告示で、主に分析や測定の方法について定めています。
そのため「環境庁告示13号に記載されている方法の試験で~」などといわれてきたものが段々と略称化していき、今のような呼び方が定着したと思われます。

環告13号の分析は、溶出試験の検液作成(検体の調製方法、溶液・溶媒の考え方、振とう・かくはん方法、ろ過条件など)や、各物質に対する方法について示しています。
分析方法は日本工業規格(JIS)や他の法令や告示に定められた方法にて実施する旨が記載されているだけですので、具体的にどのような手段・手順で実施しているかを把握するためには、更にそれぞれの規格・法令に当たる必要があります。(一部項目については、環告13号の別表にて定めているものもあります。)

「告示13号基準」などといわれることもありますが、実は環告13号には、基準値についての記載はありません。
基準値に関しては廃棄物処理法の施行規則や、「金属等を含む産業廃棄物に係る判定基準を定める省令(昭和48年総理府令第5号)(通称:判定基準省令)」などで規定しています。各項目の具体的な数値は、別表や付表にまとめられていることが多いです。

取引完了までのスケジュール

2024年11月21日(木) ご注文受付

2024年11月22日(金) お客様サンプル採取・送付

2024年11月25日(月) 弊社サンプル受取・分析開始

2024年12月04日(水) 検査終了・報告書送付(特急の場合)

2024年12月10日(火) 検査終了・報告書送付(通常の場合)

※スケジュールはあくまで目安です。
※分析項目、項目数、特急・通常納期によって、日数は変わります。
※北海道、沖縄、離島の場合は配送事情によりスケジュールに影響が出る可能性があります。
※ご注文の流れの詳細についてはこちらをご確認ください。

環告13号の分析方法について

環告13号準拠の分析方法について紹介します。

 

溶出検液作成

汚泥や燃え殻の溶出試験では、まず溶出検液を作成します。検体から小石等の異物を取り除き、基本的には風乾(検体を乾す)などはせず、有姿の状態のものを使用します。(一部粒径が大きいものなどは、ふるい分けや破砕などで調整する場合もあります。)

対象検体の質量(単位:グラム)1に対して、溶媒である水の体積(単位:ミリリットル)10の割合で混合します(重量体積比10%混合)。これを常温常圧で振とう機にて6時間、均質に振とうします。

振とう後の液体を遠心分離機を利用して固形分と上澄み液にある程度分離し、液体をろ紙やメンブランフィルターを使いろ過します。これが溶出検液となり、この検液を用いて各基準に係る水質分析を実施します。

 

各項目の分析

各項目の分析は、項目の性質ごとに異なります。

 

・重金属類の分析

砒素などの重金属類は原子吸光法(フレーム原子吸光法)やICP発光分光分析法(分光法)など、専用の機器を使用して各元素について検量線などを用いて分析します。項目によっては検液を適宜希釈したり、検液を硝酸などの試薬で更に前処理する場合もあります。

 

・揮発性有機化合物(VOC)類の分析

VOC類は気化しやすいため、検液を密栓可能なフラスコやマグネチックスターラーを用いた専用の方法で作成します。
検液を気化させて、GC/MS(ガスクロマトグラフィ―質量分析器)など専用の機器に投入して、ガスクロマトグラムなどから結果を出します。

 

・その他の項目

チウラム、PCBなどはそれぞれ分析方法が異なります。
ヘキサンやペンタン、アセトンを用いた抽出など、それぞれの専用の前処理を行い、測定します。

 

補足

環告13号では埋立基準に対する分析方法のほかに、海面投棄・海洋投棄の基準に対する分析方法も定めています。
しかし現在は海洋投棄が認められるケースがほとんどないため、用いられる機会が極端に少ないです。また、有機塩素化合物や弗化物やベリリウム、バナジウムなど、海洋投棄の基準のみ規定されている項目は、同じく分析を必要とされる機会が少ない傾向にあります。

ご提出報告書イメージ

産業廃棄物分析結果報告書|産廃分析.com

よくある質問

営業時間を教えてください。

営業時間は、8:3017:30です。ただし、土曜、日曜、祝祭日、夏期・年末年始の休日等を除きます。 メール・電話でのお問い合わせ対応、検体の受け取りは24時間365日対応可能です。

検体量はどの程度必要ですか?

必要検体量はこちらよりご確認ください。
料金表に掲載の検体量をご参照ください。分析内容により量が異なります。
基本的な内容の分析の場合、300500g程度必要になります。お急ぎの場合は、直接ご相談ください。
検体は、密封可能な容器に採取してください。特殊な分析の場合のみ、弊社より専用容器を発送いたします。

検体の受け渡しの方法はどうなっていますか?

宅配便での送付もしくはご持参ください。
訪問可能距離であればサンプリングに伺うことも可能ですが、別途サンプリング費用等が発生します。

料金はどのように支払えば良いですか?

分析結果報告書に請求書を同封いたします。弊社の指定口座までお振込みください。
請求書発行月の翌月末までにお支払いをお願いいたします。
振込手数料はお客様のご負担でお願いいたします。
初回お取引のお客様には分析結果速報後にお振込をお願いする場合がございます。

分析料金はどのくらいかかりますか?

主な分析料金表はこちらよりご確認ください。
分析料金は検体の種類、分析項目、検体数、納期、その他事項等、ご依頼の内容により異なります。
必要情報をお聞き取りした後に、見積書を提出いたします。

分析が終わったら試料を返してもらえますか?

分析完了後の残試料は基本的に返却いたします。
特に基準値を超える項目がある等、特定の検体は返却必須となりますのでご注意ください。
安全性が確認されており、且つ弊社にて処分が可能な試料に関しては、別途処分費用をいただくことで弊社にて処分可能な場合もございます。必要な場合は担当者までご相談ください。
お問い合わせはこちらをご利用ください。

納期は、検体を送ってからどのくらいですか?

分析期間はこちらよりご確認ください。
料金表に掲載の納期をご参照ください。分析内容により期間が異なります。
基本的な内容の分析の場合、弊社にて受け入れ完了後、10〜18営業日で数値速報となります。
お急ぎの場合は、直接ご相談ください。
速報はメール又はFAXにてお知らせとなり、その後報告書を発行し、郵送いたします。

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